国公立大学のAO入試

AO入試が日本で最初に導入されて以来、私立大学はAO入試について導入を積極的に行ってきましたが、2006年度の入試からは国公立大学もかなりAO入試の導入について積極的になってきました。

AO入試の募集人数は、まだまだ入学定員全体の数パーセントを占めるだけですが、AO入試の志願者数は着実に増えています。国公立大学も、単に学力のある学生ばかりでなく大学の教育方針に合う学生を、時間をかけて慎重に求めてはじめているのです。

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国公立大学でのAO入試において、いちばんの特徴となっているのは、大学入試センター試験を資格試験的に課す大学が多い点です。多くの国公立大学で、入学後の授業についていくための最低限の基礎学力が求められています。その意味では、AO入試が人物重視の入試であるとはいえ、学科の勉強を軽視する受験生は苦戦を強いられるでしょう。

また、国公立大学のAO入試では、それぞれの大学や学部の特色を活かした特有の選考が行われています。例えば、東京工業大学の第1類では、数学を題材とする筆記試験が計5時間も行われ、受験生の適性を慎重に審査しています。また、講義を聴いてレポートを作成させる大学やプレゼンテーションを課す大学もあります。

私立大学に比べてAO入試の導入に慎重な国公立大学ですが、導入を決めた大学ではかなりハードな選考内容となっています。それは、学力試験で測れない資質や能力を持つ学生を確保したいという気持ちが強い一方で、時間をかけて選抜を行うAO入試の特性を活かして、受験生の持つさまざまな資質・能力をきちんと見極めたいという意図も働いているからのようです。

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