AO入試廃止の動きも
AO入試を取り入れる大学は年々増加しており、2007年度入試では国公立と私立合わせて454大学が実施しました。東京工業大学の第1類で、5時間かけて数学を題材とする教科をじっくりと解かせる方式のAO入試が2007年度から実施されて注目を集める一方で、AO入試を廃止する方向の大学もあります。
一橋大学の商学部では、2009年度の入試からAO入試を廃止する見込みです。基礎学力が足りず授業が分からない学生がいるというのがその理由です。一橋大学の商学部では、AO入試での合格者には、講義についていけない学力不足の学生が目立っていたとのことです。そこで、大学入試センター試験を課す推薦入試に切り替えるといいます。
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2000年度からAO入試を実施してきた九州大学も、法学部のAO入試を2010年度から廃止する予定だといいます。他にも、廃止の方向にある大学はいくつかあるようです。AO入試の募集は早期から行われるとはいえ、受験準備に時間のかかることから、受験生は志望校の入試動向はきちんと把握しておかなければなりません。
これらAO入試廃止の方向にある大学は、国公立大学に多く、その原因というのは、ほとんどがAO入試組の学力低下によるものであるとのこと。AO入試では、理数系科目を含めてセンター試験が不要であるため、私立大学の文科系志望の受験生が大勢受験するのが現状です。理数系科目の勉強を避けてきた受験生が、国公立大学入学後に授業についていけない様子なのです。これに対して、大学ではAO入試により入学してきた学生の学力不足を補うために専任教員を置くこともあるらしいのです。また、学力不足を防止するためにも、AO入試にもすべて学力試験を課すようにすればよいという声もあるようです。
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